「しごでき」になるためのおすすめ思考法3選

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憧れの同僚・上司のように仕事ができるようになりたいけど、何をどうやったら仕事できるかがわからないですよね…

そんな私も異動が重なり毎年異なる仕事をしていましたが、とある3つの思考法を身につけることで、自信がつき、新しい職場の上司や同僚と対等に話し合えるようにまでなりました!

その思考法とは、

クリティカル・シンキング
抽象化
クリエイティブシンキング

の3つの思考法です!

1つでも効果絶大ですが、3つ組み合わせることで物事の解像度が上がり、自分の意見も主張できるようになるので、「しごでき」になりたい人はおすすめです!

3つの思考法フレームワーク

これから紹介する思考法をある程度自然に使いこなせるようになるには、かなりの練習量が必要です。
そのため、デメリットとしては修得までに時間がかかる、一朝一夕では身につかないことです。

私の場合は、日頃のどんな小さな業務でも、物事を分解したり、抽象化したり、こんなこと言えないか?と考えてみたりと試行錯誤を繰り返しました。
それぞれを意識することを半年くらい続けることで、やっと身についた気がします。

で、どんな思考法を使うかと言うと、

① クリティカル・シンキングによって事実を整理し、客観的に物事を捉える
② 抽象化により物事のエッセンスを抽出し、他の事象へ転用する・結びつける
③ クリエイティブシンキングにより整理した事実から新たな主張やアイデアを考える

この3つになります。

慣れるまでは、まず取り掛かるのは①と②になる場合がほとんどです。
①と②によって、物事の分解(具体化)と抽象化を行き来しながら、事実を整理し解像度を上げていきます。

ある程度整理が進んだら、①〜③を行ったり来たりして、それぞれの質を高めていきます。
質の高い仕事をするには、最終的に③のように自分の意見、アイデアを出すことが求められるので、③がゴールになることが多いでしょう。

私は、この3つのうち今何をしているかを認識して、頭を切り替えながら行っています。
そうすることで上司からは一応の評価を得られることができました!(嬉しい…)

それでは、それぞれの具体的な活用方法について紹介していきましょう!

クリティカル・シンキング

クリティカル・シンキングとは、「ものごとを批判的に考え、判断する」こととされています。
直訳すると批判的思考となり、批判的と言うと否定するイメージが強いですが、自分の考えを疑うといったイメージの方が強いです。

どういうことかと言うと、例えば「自社の製品Aの売上が減少している理由は、品質が悪いからだ」という自論を持っていたとします。
この自論に対して、

「本当にそうか?」
「他にも原因があるんじゃないか」
「広告方法は?営業方法は?競合は?マーケットに変化はないか?」

など、自分の考えを疑うことで問題の本質を捉え、解決に導くのに有効な思考法です。

実際に私は、この思考法を事実の整理、深掘りをメインに活用しています。
事実を整理する際、どうしても自分の観点だけに集中しがちになるので、その際は客観的に見たり違う視点で考えてみたりすることを意識しています。

客観的・違う視点で考えるコツとして、

①あの人だったらどう考えるか立場を変えて考える
②そもそもを疑って抽象度を上げて違う切り口で見る
他に考えるべきことはないかを繰り返す
④フレームワークに当てはめる

例として、先ほどの「自社の製品Aの売上が減少している理由」について、

①課長なら、部長なら、営業部門なら、マーケティング部門なら、製造部門なら、顧客視点では?…と上司や他部門、顧客の立場で考える

②そもそも製品Aの市場自体が拡大傾向なのか縮小傾向なのか、競合に大きなシェアを取られていないか…など、製品Aの取り囲む環境などから考える

③営業方法は?、売り込み先/チャネルは?、機能は十分か?、宣伝方法は?など品質以外に目を向けてみる

④PEST分析、3C分析、4P分析、プロコン(Pros & Cons)など、有名なフレームワークに当てはめて考える

こういったように自分の視点に偏らないように強制的に視点や視座を変えてみたり、フレームワークに当てはめることで、自分だけでは見えないことや、意外なメリットデメリットが見えてきたりします。

クリティカル・シンキングについて詳しく知りたい方へのおすすめの本は、グロービスの「グロービスMBA クリティカル・シンキング」です。

その他にもフレームワークは3Cで考えてから4Pを行うことで、手間を省くなど細かなテクニックはありますが、それは別途紹介します。

抽象化

抽象化は、他の事象の重要なポイントを抽象化し、今考えていることにも当てはまるかを考えることで、問題解決のスピードを早めるのに役立ちます。

まず抽象化とは、「複数の情報に共通する要素を抜き出すこと」です。

抽象化の例として、「エビチリ、麻婆豆腐、青椒肉絲」という個別の料理は、「中華料理」とくくることができます。

この「中華料理」という共通要素を抜き出すことが抽象化です。

この抽象化ですが、業務においては、クリティカル・シンキングで構造化したものや整理した事実から抽象化(関連・共通する要素を見出)し、新たな主張・価値ある主張へ内容を引き上げることに役立ちます。

例えば、大手企業に対してマーケティング支援をしている会社があるとします。数ある取引の中から下記のようなことがわかったとします。

①トヨタ自動車への売上が小さい

②ホンダへの売上が小さい

③日産自動車への売上が小さい

これらから、「対自動車業界への展開は苦戦している」と導き出せます。

このことから、「他の製造業は?」と幅を広げたり、「自社サービスと相性が悪いのではないか?その原因は?」と深掘りをすることができます。

これだけでも役に立ちますが、応用編として日常で見聞きしていることや本などで学んでいることと業務の課題を結びつけることにも抽象化は役に立ちます。

よく言われる話で言うと、「蟻の集団のうち、働かない蟻は2割」というのは、緊急事態が起こった際に働いている8割の蟻たちは通常の働きをしながら、働いていない2割の蟻が余力となって対応が可能であり、これにより蟻の集団は緊急事態にもかかわらず生存していけるわけです。

これを人間の組織に当てはめると、チームメンバーのマンパワーを最大限に割り振った計画では、予想外の出来事に対応できず、計画通りに行かなくなります。(計画通りに行く仕事はほぼないですよね…)

そのため、80%程度のマンパワーで計画を立て、余力を想定外の事態に備えておくことが良いとされています。

こういったように、他の生物の習性を抽象化し、人間の組織にも当てはめて考えることで、うまくいくこともあります。

人類の歴史の中で数多くのことが起こっています。
その中で、判明していることや解決していることは山ほどあり、先人の知恵は解決に向けてスピードを速めるためにも存分に使うべきです。

このように具体と抽象を認識して、他の事例を参考にすることで新たなアイデアや主張を導き出せるかもしれません。

抽象化について、参考にした本は下記の三冊です。
これまでの内容は私の解釈が入っているため、内容とズレるところもあるかも知れませんが、一読の価値ありの名著です。

クリエイティブ・シンキング

クリエイティブ・シンキングとは、「枠組みに関係なく自由な発想で問題解決への新たなアイデアを生み出す」ことです。

実際の考え方としては、物事を考える際に

新しい視点を取り入れる
組み合わせを考える
・本質に注目し、コンセプトを融合する
対立するコンセプトからアイデアを生む

など、とにかく今考えていることから外れて物事を考え、アイデアを発想するといった思考法です。

上記のいくつかを使って、新しいアイデアや異なる視点からの事実や考察を行い、新たな切り口や主張を見出すのですが、実際に枠から外れて考えるのはなかなか難しいです。
しかしながら、私が実践して一人でも効果的だった行動について紹介したいと思います。

①ひたすら考える、これでもかってくらい考える
②思考を止める
③少し居眠りをする

例えば、シャワーを浴びているときや食器を洗っているとき、散歩中など違う「作業」をしている時にアイデアが思いつくことはありませんか?
このとき、おそらく思考は止まっており、作業に集中しているか他のことを考えていたりしているはずなのに急にアイデアが浮かびます。

こういった動きを意識的に活用し、アイデアを発想する方法があるようで、実際に私も活用しています。
ただ、注意点として、「メモできる状態である」必要があるので、メモを忘れずに!!

また、私の場合、仕事中に考えているふりして、居眠りすることがあったんですが、意外と現実か夢かわからない睡眠に入る前の時に新たな解決策が思い浮かぶことがありました。
これは実際に偉人たちも行っていたようで、かの有名なトーマス・エジソンやサルバドール・ダリも意識的に取り入れていたようで、居眠りする前に手に物を持ち、うとうとし始めて力が抜け、物を落とした音で起きて、アイデアを発想していたようです。

この効果としては、夢かわからない状態なので、少し現実離れしたことも頭で考えているように思えます。
そのため、違った視点で物事考えており、新たなアイデアを発想できるのだと思います。

ここでも注意ですが、そのまま寝入ってしまってはだめです!笑

おすすめの本は、下記の「クリエイティブシンキング入門」です。
※下記リンクは電子書籍版となっております。

上記以外も数々の発想法や発想のためのヒントがありますので、ぜひお手に取ってみてください。

まとめ

今回は、私がよく使う思考フレームワークとして、

①事実を整理する「クリティカル・シンキング」
②共通項を見つけ出す「抽象化」
③新たな組み合わせを見つける「クリエイティブシンキング」

を紹介しました。

これが正解というわけでもありませんし、場面によって使うものは様々ですが、これを土台として考えて見るのもありかなと思っていただければ幸いです。

また、これらのスキル以外で専門知識は必要です。
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