「クリティカルシンキングは学んだけれど、実際の仕事でどう使えばいいのかわからない…」そんな悩みを抱えていませんか?
「考えを整理しろ」「論理的に説明しろ」と言われても、具体的にどうすればいいのか分からない。
さらに、他人に教えようとすると、良い例を見つけるのが難しく、うまく伝えられない…。
そんな経験がある方も多いはずです。
本記事では、クリティカルシンキングを実践で活かすための具体的な事例を6個紹介します。
どんな人にも当てはまる身近な題材を使うことで、「こうすればいいのか!」とイメージしやすくなり、明日からすぐに使えるようになります。
クリティカルシンキングは経営や営業だけでなく、技術や日常業務でも活用できます。
元技術者として学び、実践してきた経験をもとに、誰でも使える具体例を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
1. 問題解決編
まずは、問題解決における実践例を3つ見てみましょう。
それぞれ「題材」、「問題・課題の具体例」、「枠組み」を紹介しています。
具体的な内容については、状況や場面によっても変わるのでここでは記載しておりません。
練習やワークなどでご自身の業務にアレンジしてご活用ください。
①新製品の売上低迷
問題・課題の具体例:
・新製品が発売されたが、売上が予想を大きく下回っている。
・マーケティング施策を行ったが効果が見られない。
・顧客の反応が鈍く、リピート購入も少ない。
枠組み:
・原因分析(Why):なぜ売上が低迷しているのか?
例:SWOT分析(強み・弱み・機会・脅威)
例:ファネル分析(認知→興味→購入→リピート)
・課題整理(What):解決すべき課題は何か?
例:MECEで課題を分解
(価格・プロモーション・流通・商品力)
・解決策の立案(How):どのように改善するか?
例:4Pの最適化
(Product, Price, Place, Promotion)
例:PDCAサイクルを回す
②社内の業務プロセスの非効率性
問題・課題の具体例:
・承認フローが複雑で業務が滞る。
・社員ごとに作業方法が異なり、ミスが多発。
・情報共有がうまくできておらず、手戻りが多い。
構造化の枠組み:
・現状分析(As-Is):現在の業務フローを可視化する
例:業務フロー図(BPMN)
例:ECRS(排除・結合・交換・簡素化)
・理想の業務フロー設計(To-Be)
例:ムダな工程の削減
例:自動化・システム化の検討
・導入計画の策定と実行
例:RACI(責任分担)マトリクス
例:KPIを設定し、改善効果を測定
③クレーム対応の標準化
問題・課題の具体例:
顧客クレームへの対応が属人的で、対応品質がばらつく。
同じようなクレームが繰り返し発生するが、根本解決できていない。
クレーム対応の履歴が一元管理されておらず、ノウハウが蓄積されない。
構造化の枠組み:
・原因分析(Why):なぜクレームが発生するのか?
例:なぜなぜ分析
例:FMEA(故障モード影響解析)
・対応策の整理(What):どのように標準化するか?
例:CSフレームワーク(CS向上策)
例:対応フローの明文化とマニュアル作成
・改善施策の実行(How):どうすれば現場で機能するか?
例:トレーニングの実施
例:クレーム対応データベースの構築
2. コミュニケーション編
続いては、コミュニケーションにおけるクリティカルシンキングの例題を3つ見てみましょう。
会議での議論がまとまらない
問題・課題の具体例:
・会議が長引くだけで、結論が出ない。
・各自の意見がバラバラで論点がずれる。
・重要な意思決定が先送りになる。
構造化の枠組み:
・目的の明確化(Why):何のための会議か?
例:決定事項・議論のゴールを事前に明確にする
・論点の整理(What):何を議論するのか?
例:ロジックツリー(原因分析・解決策の選択肢)
・議論の進め方(How):どう議論を進めるのか?
例:PREP法(Point, Reason, Example, Point)
例:フレームワークを用いた合意形成(KJ法など)
上司への報告が伝わりにくい
問題・課題の具体例:
・伝えたいことが多く、要点がぼやける。
・上司の質問に対し、的確に答えられない。
・結論が後回しになり、話が長くなる。
構造化の枠組み:
・結論ファースト(Why):まず何を伝えたいのか?
例:ピラミッドストラクチャー(結論→理由→詳細)
・情報整理(What):どの情報が必要か?
例:MECEに整理(重要情報と補足情報を区別)
・簡潔な伝え方(How):どう伝えるとわかりやすいか?
例:SDS法(Summary, Detail, Summary)
例:1分で説明できるように要約する
メールのやり取りが増えすぎて業務が滞る
問題・課題の具体例:
・メールのやり取りが多く、重要な情報が埋もれる。
・返信の遅れや見落としが頻発し、業務進行に影響が出る。
・必要な関係者がCCされず、情報共有が不完全になる。
構造化の枠組み:
・メールの目的を明確化(Why)
例:報告・相談・依頼の区別をつける(RSVPモデル)
・内容の簡潔化(What)
例:メール本文をPREP法で構成
まとめ
クリティカルシンキングの実践例を紹介しました。大きな問題だけでなく、身の回りの業務で活用できるので、ぜひ参考にして実験してみてください。
クリティカルシンキングを活用した思考の整理方法についても以下の記事で紹介してます。より深掘りして活用したい方はぜひ参考にしてください。
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