異動したばかりで仕事に慣れず、 「迷惑をかけているのでは?」 と落ち込んでいませんか?
でも、それは 誰もが通る道 であり、あなたの能力が低いわけではありません。
本記事では、 異動後の仕事が辛いときに考えるべき5つのポイント を紹介します。
① 経験がないなら仕方ないと割り切る
② 助けを求める
③ 学習し知識を補う
④ 長い人生の経験の一つと考える
⑤ 転職を視野に入れる
異動を繰り返し、何度も苦しんだ経験から得た実践的な対処法です。
これを読めば、 気持ちが楽になり、前向きに行動できるヒント が見つかるはずです。
①経験がないなら仕方ないと割り切る
これまで経験してきた仕事と異なる職種や業務の場合、最初から完璧にできる人は少ないです。
また、これまでの勘や経験がそのまま活きることも少ないでしょう。
全く異なる業務をする職場への異動の場合、社会人歴はあれど、ほとんど新人と同様です。
新入社員の時を思い出してみましょう。つい先日まで慣れ親しんだ業務も新人のときは右も左もわからずとにかくがむしゃらにやっていたと思います。
周りの新人の様子を見てみても同様でしょう。
ある程度入社年数が経てば新人教育もすると思いますが、異動したてのあなたは今は教育をされる側です。
何をしていいかわからず苦しい時は、経験がないから仕方ないです。
そう割り切って、今は吸収しましょう。
ただし、いつまでも教えてもらう側だと仕事できない人認定をされるので、自分なりのアウトプットを出していくことも忘れないでいましょう。
②助けを求める
①とも関係しますが、あなたはほぼ新人です。
遠慮なくわからない時は、わからないところを周りに助けを求めましょう。
そうすることで、周りにとっても「あなたに何ができるか」、「この段階ではあなたに振るのはまだ早い」などタスクの振り方を早く検討できます。
また、自分にとっても、わからないまま進めて、後で痛い目に合うことも防げます。
特に、仕事の進め方がわからないときは、自分ひとりで悩まずに悩めに上司や同僚に確認しましょう。
もちろん立場によっては、自分が一番上のときもありますが、その部署での通常の進め方、判断を参考にするとよいでしょう。
また、タスクが不明確なときは以下のことを意識して、とことん上司と話し合うのがよいでしょう。
- そもそも何の目的なのか
- 部署のミッションと合っているか
- 指示は具体的か
- 今日何すべきかが明確か
- 明日、1週間後、1ヶ月後…何をしているか
部下を持つ人は、上記を明確にしたうえで、部下へ仕事を振ることを意識しましょう。
曖昧な指示は、マネジメント不足です。
これらのことを、周りの人に相談しながら具体的なタスクへと落とし込んでいくことで、慣れない仕事でも闘えるようになります。
③学習し知識を補う
日々タスクに追われると、知識のインプットがままならないですが、業務時間外を使ってでも学習し知識を補いましょう。
これはコンサルがプロジェクトにアサインされた際にする「業界知識をざっとインプットする」ことと通じています。
できるコンサルは、まず業界の基礎知識を複数冊の書籍や雑誌、調査レポート等をざっくり読み、業界の全体観を掴みます。
市場規模、市場の伸び、業界構造、ビジネスモデル、主力商品、サプライチェーン、ステークホルダー、プレイヤー等を把握します。
これにより、その業界の特殊性や特有の課題など知っておくことが大事です。
業界知識だけでなく、仕事で必要なスキルなども同様に、学ぶ必要があります。
「業務時間外も」というと少し厳しく聞こえますが、いち早くインプットしておくことで、その後の「わからない」ことによる不安が軽減できます。
短期的な苦痛と長期的な鈍痛どちらを選ぶかはあなた次第です。
④長い人生の経験の一つと考える
人生は何事も経験です。
できること/できないこと、向いていること/向いていないことを見極めるためにも辛いけど、楽しむことを忘れないでいましょう。
経験してみると案外自分に向いていたり、楽しく感じたりするかもしれません。
また、その経験が将来役に立つことがあるかもしれません。
例えば、技術職からビジネス職へ異動した場合、活用するスキルが異なります。
【技術職】
プログラミング、データベース構築、数値計算・分析、装置の取り扱いスキルなど
【ビジネス職】
財務知識、経理知識、交渉力、営業スキル、マーケティングスキルなど
どちらの職種でも必要なスキルですが、メインスキルが異なります。
もし望んだ異動ではなく将来的には元の部署や仕事に戻りたいときは、他部署で得たスキルは重宝されます。
このように意外と経験してみると、将来的に役立つこともあります。
落ち込むばかりだけでなく、先のキャリアを見据え、前向きに捉えていきましょう。
⑤転職を視野に入れる
ブラックな部署や人間関係が悪く、心身ともに悪い影響がある場合は、転職を考えましょう。
身体を壊して休職してしまっては元も子もありません。
あなたが輝ける場所は、きっと見つかります。
また、現在は転職にも寛容なため、マイナスイメージもありません。
もし、「自分がいる会社・部署は普通じゃないかも?」と思ったら、転職エージェントに相談して、第三者からの意見をもらいましょう。
あなたの職場が異常かを判断してもらいつつ、より良い職場を探すサポートをしてもらえます。
おすすめの転職エージェントは、
- リクルートエージェント
- マイナビエージェント
- JACリクルートメント
です。
また、専門性が高い方なら、業界・職種特化型の転職エージェントがおすすめです。
例えば、IT業界や機械エンジニアならクラウドリンクがおすすめです。

また、転職について考え始めたら読むべき本も紹介していますので、是非参考にしてください。
あなたが働いている会社だけが職場ではありません。
どうしても辛いときは、違う職場を探してみましょう。
まとめ
異動後、仕事が辛いときに考えるべきことを紹介しました。
メンタル的なことが多いですが、仕事術に関しては以下の記事にて紹介しています。
もし、異動後もバリバリ活躍したい方はぜひ参考にしてください。
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