「とにかく今の仕事が合わない」
「自分に向いてる仕事が分からない」
と思いながら転職サイトを眺めている。
でも条件や業界を絞れずに応募が進まない…そんな状態のまま転職してもまた迷子になるんじゃないかと悩んでいませんか?
そんなキャリア迷子でも、 本記事を読めば、“とりあえずの転職”ではなく、自分に合う選択をする流れ が分かるようになります。
結論から言うと、
- 「逃げの転職」ではなく「軸探し」から始める
- 市場のリアルを数字で確認する(年収相場・求人動向)
- 小さく試してから本格応募に進む
ことで、キャリア迷子からの脱却に大きく近づけるでしょう。
心理学や転職エージェントの調査でも、「転職満足度は自己理解の深さに比例する」ことが示されています。つまり、キャリア迷子でも“順番”を間違えなければ成功できるというかとです。
そこで今回は、キャリア迷子でも失敗せずに転職できる3つのステップをご紹介します。
STEP1:逃げ転職をやめて「軸」を作る
キャリア迷子の特徴は、「やりたいことは分からないけれど、やりたくないことは分かる」という状態です。
まずは、「嫌なことリスト」を書き出し、それを裏返して転職の軸に変えましょう。
- 残業が多い
→ 転職軸:ワークライフバランス重視 - 人と話す仕事が辛い
→ 転職軸:分析・資料作成系の仕事 - 転勤は面倒
→ 転職軸:転勤無しの職場
こうして「転職の物差し(判断基準)」を持つことが、迷子から抜け出す第一歩です。
実際に転職サイトで企業を探す際、膨大な求人情報があるため条件を絞らないと時間がなくなってしまいます。職種や業種だけでなく、勤務条件から絞り込むのも一つの手です。
STEP2:感覚ではなく「市場の数字」を見る
キャリア迷子がやりがちなのは、「なんとなく良さそう」で転職先を選ぶことです。
そこで重要なのが、市場のリアルを数字で確認すること。
具体的には以下のデータをチェックしてみましょう。
- リクルートの求人倍率データ(例:営業1.5倍、エンジニア4倍など)
- dodaの平均年収ランキング(職種別・年代別)
数字を見ることで
- 希望はあるけど市場が狭すぎる
- 年収アップを狙うならこの職種が有利
など、将来的に市場や職種が大きくなる(必要とされる)のか、無くなるのか吟味が可能になり、勘違いを防げます。
STEP3:小さく試してから本格応募
キャリア迷子のままいきなり応募するのは、その後も職を転々とするリスクが大きいです。
小さく試すステップを挟むことで失敗を防げます。
例えば、
- 未経験エンジニア志望 → 無料学習サイトで1か月試す
- マーケティング志望 → 副業サイトで案件を体験してみる
- 気になる企業 → 転職サイトに登録だけしてスカウトを受けてみる
「応募してから考える」ではなく、「試してから応募する」ことで、ミスマッチを防ぎやすくなります。
たとえば、ITスキルを身につけるなら、
などで身につけましょう。一方、ビジネススキルを身につけるなら
などで、ビジネススキルを身につけ、転職活動に活かしましょう。実際に私の同僚で中途社員の方の経験によると、スキルを学ぶ姿勢があるというだけで、面接官に好印象を与えられるとのことです。
まずは、自分の興味あることから学び、転職に活かしましょう。
また、転職の情報収集をするなら転職エージェントを活用し、アドバイスやフィードバックをもらいながら、進めるのも有効です。おすすめのエージェントは下記の通りです。
パーソルキャリア(doda)
キャリアの悩みに寄り添う面談が丁寧。異動・部署変更など、社内での悩みにも理解が深い。
マイナビエージェント
20代・30代の若手層に強く、異動後のミスマッチ転職を防ぐための相談体制が整っています。また、自分のいた業界に強いエージェントと話すこともできるので、よりその業界での強みを深掘りしてくれます。だからといって、その業界にだけではなく、他業界も紹介してくれるので、幅広く活用できます。
リクルートエージェント
求人数が圧倒的で、異動によって広がったスキルを活かせる業界・職種の提案力が高い。転職サイト『リクナビNEXT』との連携もスムーズで、多様な活用が可能です。
キャリア迷子でも一歩ずつなら転職は怖くない
キャリア迷子のまま転職すると、また同じ悩みを繰り返すリスクがあり、ただのジョブホッパーとなる可能性があります。
大切なのは以下の3つ。
- 「嫌なことリスト」で転職軸を作る
- 感覚ではなく市場の数字で判断する
- 小さく試してから本格応募する
この流れを踏めば、キャリア迷子でも転職の失敗を大きく減らせます。
まずはノートを開いて「嫌なことリスト」を5分で書き出すところから始めてみましょう。
それが、キャリア迷子から抜け出す一歩目です。
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