「今の仕事、このままでいいのかな…」
「やりたいことが分からない」
実際にリクルートワークス研究所の調査では、「キャリアに迷っている」と感じる人が、年代を問わず約8割にのぼることがわかっています。これはキャリア迷子が、むしろ“多数派”である証拠です。(出典:Career-Lab「キャリア迷子?30代が抱える悩み」より)
その大きな原因の一つが「自己分析不足」。
この記事では、キャリア迷子から抜け出すための自己分析の具体的なやり方を解説します。 読めば「キャリアの軸」が明確になり、行動の方向性がつかめます。
なぜキャリア迷子に自己分析が必要か?
キャリア迷子に自己分析が必要な理由は大きく以下の3つです。
- 選択肢が多すぎて決められない
→ 自己分析を通じて基準が明確になることで迷いが減る - 他人基準で選びやすい
→ 上司や世間体に流されず、自分基準で判断できる - 行動が空回りしやすい
→ 軸があることで後悔のないキャリアを歩むことができる
つまり、キャリア迷子の状態を抜け出すためには、まず「自分を理解すること」が何より大切なのです。
キャリア迷子を脱出する自己分析ステップ
キャリアに迷った時の自己分析のステップは、過去を振り返り、整理し、未来に向けて計画を立て行動するのが基本となります。
ここで注意が必要なのが、過去の自分を深掘りしすぎることです。というのは、過去の自分の感情や行動は、あくまで参考情報です。
ここでは完璧を求めず、一通り洗い出せた段階で行動まで一気に進めましょう。
① 過去を棚卸しする
まずは「これまでの経験」を書き出しましょう。
- 学生時代に打ち込んだこと
- 仕事でやりがいを感じた瞬間
- 苦手でストレスになった業務
過去の事実や自分が何を思って行動してきたかを振り返ることで「自分の価値観の源泉」を見つけます。
実際に私も、現在は下っ端として上司の言いなりですが、部活やサークルの代表で一定の信頼を得てきたことからチームを引っ張って、何かに取り組むのが苦ではないことがわかりました。
② 強み・弱みを整理する
キャリア迷子の人は「自分の強みを言語化できない」ことが多いです。
- 同僚からよく頼まれること
- 他人より短時間でできること
- 苦手だけど努力して克服したこと
これらを自己分析ツール(例:ストレングスファインダー)やフィードバックを使って整理しましょう。
あくまで一種のツールなので、信じ込みすぎるのは要注意です。参考情報として、「自分にはこんな強みがあるんだな」ということを把握しておきましょう。
ストレングスファインダーでは、あなたの上位の資質が導き出されます。
私の場合、①対立せず合意をとる調和性②他人を受け入れる包含がトップ2としてあるようです。過去と照らし合わせて、私は「他人の意見を受け入れ調和を求めるリーダー」の素質があるのかもしれません。
③ 大事にしたい価値観を明確にする
転職や異動を繰り返しても、軸がないと迷子になります。 「お金・やりがい・安定・成長・自由」など、自分が最優先する価値観を多くても3つまでに絞りましょう。
これまでの内容を網羅しているおすすめの自己分析に関する本は、『「やりたいこと」の見つけ方(著・八木仁平)』です。これに従い一通り行うのがおすすめです。
私は、価値観として住む場所、働く場所、仕事の仕方、働く時間などすべてに自由を求めているのがわかりました。
④ 未来のキャリア仮説を立てる
自己分析は「やりたいこと探し」ではなく「方向性決め」です。
- 3年後どうなっていたいか
- どんな環境で働きたいか
- どんなスキルを伸ばしたいか
仮説ベースでいいので、進むべき方向を書き出しましょう。
私の場合、「自由」を求めているので、3年後には副業で月10万を稼ぐために、ブログに必要なマーケティングやライティングスキルやYouTubeをするためのコンテンツ制作力や動画編集スキルなどを磨いて、自分の好きなことを発信しながら、自由になれるための道を歩みたいと考えてます。
⑤ 行動に落とし込む(まずは3ヶ月)
自己分析のゴールは「行動」です。 完璧な答えを出すより、まずは3ヶ月、学ぶ姿勢で行動しましょう。
例:
- 関心ある業界の本を読む
- セミナーに参加する
- 副業で小さく試す
- 転職エージェントにキャリア相談
過去は変えることはできません。未来を変えるのは今の自分の行動のみです。また、行動して経験することでわかることもあります。
失敗はありません。成功するまで修正しましょう。
キャリア迷子は「考える」より「書く・動く」
キャリア迷子から抜け出すには、頭で悩むより「自己分析を形にして動く」ことが大切です。
- 過去を棚卸しする
- 強み・弱みを整理する
- 価値観を明確にする
- 未来のキャリア仮説を立てる
- 3ヶ月だけ行動してみる
まずは今日から、ノートやアプリを使って「自己分析の第一歩」を始めてみてください。 キャリア迷子から抜け出し、自分らしい道が見えてきます。
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