異動でキャリア迷子に?不安を脱出する3つの行動

スポンサーリンク
記事内に広告が含まれています。

異動によって新しい部署に配属されたとき、多くの人が「自分のキャリアはこのままで大丈夫なのか?」と不安になります。
実際にリクルートワークス研究所の調査では、キャリアに対する本質的な悩みを持つ人が約8割にのぼることが分かっています。(参照:Business Insider)

この記事では「異動でキャリア迷子になった人」が読むことで、不安を整理し、キャリアを前向きに進める方法を理解できます。
具体的には、キャリア迷子の原因と解決策、そして実際に取るべき3つの行動プランを紹介します。

私自身、職種も業種も変わる異動を繰り返してきました。その経験からも「異動が自分のキャリアにプラスになるのかマイナスになるのか分からない…」という悩みは、正しい視点を持つことで整理可能です。では、その具体策を見ていきましょう。

異動でキャリア迷子になる主な原因

キャリア迷子の背景にはいくつかのパターンがあります。代表的なものを整理してみましょう。

① 自分のスキルと部署の業務が合わない

新しい部署の仕事内容が、これまでの経験や強みと大きく異なると「自分には向いていないのでは?」と感じやすくなります。

例えば、私は機械エンジニアを3年間行いましたが、その後、医療業界で新規事業開発に携わりました。この間、これまでの経験と強みが活かせないためかなり辛く、「向いてない、辞めたい」と感じました。

② キャリアの方向性が見えなくなる

今まで積み重ねてきたキャリアの延長線上にない業務を任されると、「この経験は将来に役立つのか?」と不安が募ります。

私も、機械エンジニア→新規事業開発→事務・管理→事務・管理&データ分析担当者を1年ずつ転々としています。そのため、これといったスキルや経験を持つことができずに不安に駆られています。

③ 成長実感が持てない

慣れない環境で成果を出すのに時間がかかり、成長を実感できずにキャリアに迷いが生じます。

異動をすると、それに伴い人間関係もリセットされます。上司も変わる可能性が高いため、異動のたびに上司が求めていることを汲み取る必要があります。そのため、その擦り合わせに労力が費やされ、スキルや経験を養うのに遠回りになってしまいます。

キャリア迷子を抜け出すための解決策

異動で迷いを感じたときは、以下の3つの行動が有効です。

1. まずは3ヶ月間「学ぶ姿勢」に徹する

異動直後は成果を焦らず、3ヶ月間は徹底的に学ぶ期間と決めましょう。知識吸収や業務理解に集中することで、不安が整理され、自信の芽が育ちます。

実際、プロジェクトによって対象業界が変わるコンサルは、はじめにその業界の基礎知識を数冊の本でインプットし、高いパフォーマンスを発揮すると言われています。

集中的に知識を身につけるのは有効打と言えそうです。

2. 上司や同僚など第三者に「将来像」を聞いてみる

その部署で活躍している人がどんなキャリアを歩んでいるのかを知ると、自分の未来像も描きやすくなります。

また、社内で聞きづらい場合は、転職エージェントを活用して過去に自分に似た経歴を持った人が、どんな経歴をたどっているかを聞いてみるのもいいでしょう。エージェントはかなりの情報を持っており、無料で活用できるのでプロにお願いするのもありです。

会社の中での位置づけや同じような人がどのような経歴を歩んだかを理解できれば、不安が軽減されます。

3. キャリアの「軸」を再確認する

「自分は何を大事にして働きたいのか?」というキャリアの軸を紙に書き出すと、異動の経験をどう活かすか判断しやすくなります。

キャリア迷子からの脱出には、自分の価値観を言語化することが重要です。でないと、自分が進みたい方向性が永遠に定まらず、会社の都合で部署を転々とすることになるからです。

自分が大事にしている価値観は、どんな些細なことでも構いません。

  • 仕事内容
  • 業界
  • 年収
  • ワークライフバランスの取りやすさ
  • 勤務地
  • 人間関係
  • 職場環境・労働条件
  • 副業OK

など、「これだけは譲れない」条件が各々あると思うので、価値観を明確にしましょう。

価値観を明確にする方法は、『「やりたいこと」の見つけ方(著・八木仁平)』を参考にするといいでしょう。

まとめ|異動でキャリア迷子になっても大丈夫

異動でキャリアに迷うのは自然なことです。大事なのは、不安を放置せず「学ぶ」「未来像を知る」「キャリアの軸を確認する」という行動をとること。

特に最初の3ヶ月を「学びの期間」と割り切ることで、キャリア迷子の不安は大きく軽減されます。

「キャリア迷子」から抜け出したい方は、関連記事も参考にしてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました