「なんとなく就職したけれど、このまま今の仕事を続けていいのかわからない」
「同期が転職したり資格を取ったりしているのを見ると焦る」
「そもそも自分は何がやりたいのか、強みがあるのかすらわからない」
これは、20代でよくある「キャリア迷子」の悩みです。
もしこの記事を読んでいるあなたも同じ状況なら、安心してください。
20代でキャリアに迷うのは珍しいことではなく、むしろ“普通”です。
この記事を読むことで、
- なぜ20代にキャリア迷子が多いのか
- 代表的な迷子タイプとその特徴
- すぐにできる解決の最初の一歩
が分かります。
「とにかく何かしなくちゃ」と焦る気持ちが整理され、次の行動に移しやすくなるはずです。
キャリア迷子とは?
キャリア迷子とは、仕事や将来の方向性が分からなくなり、
「このまま働き続けていいのか?」「やりたいことがない」と不安や停滞感を抱える状態のことです。
リクルートワークス研究所の調査でも、約8割が「キャリアに迷いを感じている」と回答しています。
つまり、あなただけが悩んでいるわけではないんです。
なぜ20代にキャリア迷子が多いのか?
20代は、社会人としてまだ経験が浅く「自分の適性」や「働き方の軸」が固まりきっていない時期です。
- 就活の延長線で選んだ仕事
学生時代は自己分析や業界研究をしても、実際に働いてみるとギャップを感じる人が多いです。
「思っていた仕事内容と違う」「こんなに人間関係に左右されるとは…」と気づき、迷いが生まれやすいです。 - 比較による不安
SNSや同世代の友人と比べて「同期は転職して年収アップしている」「資格を取って専門職に進んでいる」「キラキラな私生活を過ごしていて、自分が惨めになる」など、自分の立ち位置に自信をなくす人が増えています。 - 会社側の異動や配属ガチャ
希望とは違う部署に配属されたり、想定外の異動で「このままここに居ていいのか」と悩むケースも多く見られます。
こうした要因が重なり、20代は「キャリアの方向性を模索している最中なのに、判断材料が足りない」という状態になりやすいです。
チェックリスト|あなたはキャリア迷子?
以下に5つ以上当てはまったら、キャリア迷子の可能性大です。
□ 仕事にやりがいを感じない
□ 将来のキャリアプランが浮かばない
□ 職場の人と比べて劣等感を抱く
□ 今の仕事が自分に合っていない気がする
□ 転職サイトを見るだけでモヤモヤする
□ 同期や友人と話すと不安になる
□ 毎日「このままでいいのか」と考える
□ 上司に相談しても納得いかない答えしか返ってこない
□ 今のスキルが将来に役立つか疑問
□ 自分に強みがあると思えない
20代キャリア迷子のタイプと最初の一歩
一言で「キャリア迷子」といってもタイプは様々です。
自分のタイプを知って、適切な行動をとりましょう。
1. やりたいことが分からないタイプ
- 就活は「大手だから」「なんかかっこいいから」で決めた
- 今の仕事に熱中できない・充実感がない・やりがいを感じられない
- とはいえ、特にやりたいことや興味あることがない・わからない
- 趣味もない
- 転職しようにもやりたいことがないため志望理由が明確に書けない
>最初の一歩
自己分析ツールやキャリア本を活用して、自分の興味・価値観を言語化しましょう。
おすすめは、八木仁平さんの『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』です。
本書では”好きなこと”、”得意なこと”、”価値観”それぞれの違いや関係性から、自己分析のための問いまで付いています。
やりたいことに悩んだら一読する価値ありの一冊です。
2. やりたいことが今の職場でできないタイプ
- やりたいことがあって今の会社に入ったのに希望の部署と異なる
- ずっとあの仕事をしたいと思ってるのに異動希望が通らない
- やりたいことがあっても我慢していたが、流されるがままに仕事していると情熱を失った
>最初の一歩
なぜその仕事をやりたいのかを見直して、深掘りしてみましょう。
その上で、今までのスキルや経験がその仕事に活かせないか、やりたいことに対して自分だけの価値や強みがないかを考え、それを武器として再度上司への相談や異動希望を打診してみましょう。
また、足りない部分は、スキル習得を行うのも自らのキャリアを考える上で有効です。
学ぶことで、「思ってたのと違うな…」を防ぐこともできます。
配属ガチャに外れた人向けにおすすめの行動を紹介していますので、ぜひこちらも参考にしてください。
3. 仕事でスキルや経験が身についていないと感じるタイプ
- 今の職場に将来性を感じない
- 今の仕事でスキルや経験が身につかなく、ただただ将来が不安
- 転職しようにもアピールできるところがない
>最初の一歩
スキルや経験がつかない仕事はありません。それはあなたが優秀なため、当たり前のようにしているからそう感じるのかもしれません。
この場合は、自分ではスキルや経験を見つけにくいので、第三者に聞いてみるのがいいでしょう。
仲のいい同僚や友人がおすすめですが、聞きづらい場合は転職エージェントに相談するのも有効です。
多くの転職エージェントは無料で相談できます。
ぜひ自分に合った転職エージェントに相談してみてください。
おすすめエージェント
- リクルートエージェント:求人数最大規模
- マイナビエージェント:20〜30代に強い
- パーソルキャリア:幅広い業界対応
また、転職エージェントの選び方や活用方法については、motoさんの『転職と副業のかけ算』がおすすめです。
まとめ|20代で迷うのはチャンス
20代でキャリア迷子になるのは、実はチャンスです。
なぜなら、この時期に立ち止まって考えることで、30代以降のキャリアを大きく変えることができるからです。
大切なのは「迷いを放置しない」こと。
まずは小さな一歩を踏み出すことから始めましょう。
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あなたのキャリア迷子が、次の一歩につながるきっかけになれば嬉しいです。
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